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秘境の里

2015/12/05 (Sat) - set

ブイズその2。
別名合同誌用ブイズ




「わたくしは一族の姫ですから。年齢など関係ない、父上と里を守るのがわたくしの務めです」
「ユズだって外が気になりますし!お家は息が詰まりますもんっ!玉響、いきますよ!」
楪(ユズリハ)/ブラキ♀/穏やか(昼寝)/少女
人里離れたブイズ族の姫。まだ幼い少女だが里の政全般を実権を持つ。
星占術師としての力を持っており、これを駆使して幼いながら、別にいる当主(親)と共に里を統治している。
子供の無邪気さと、年齢の割に非常に大人びた考え方を併せ持つ。
里の住民にも慕われていて、こっそり家を抜け出しては住民と会っているお転婆な面も。お忍びが頻繁なのは里では有名な話だが、未だに途中で見つかった事はないとか。
じっとしているのは苦手。公的な場ではしっかり者そのものだが、一人の時などは放っておくと数秒でうとうとしだす。
エーフィ♂玉響は元許婚で現お付き。しかし歳が離れすぎて兄のような感覚。一番信頼している。



「ユズリハさま、またお忍びですか……」
「何者か?この玉響の許可なくユズリハさまに近付こうなど許しはせぬ」
玉響(タマユラ)/エフィ♂/臆病(物音に敏感)/成人
楪の付き人兼護衛の忍。主である楪以外には非常に口数が少ない。
普段は姿を隠しており、楪が呼び掛けるか、彼女に何か無い限りは姿を現さない。
何に付けてもまず楪。楪が全て。そんな自他共に認める楪馬鹿。
それ以外は親しい者でも知らないくらい謎に包まれた人物だがやたら団子が好物なのだけは有名。
元は楪の次に権力のある家系の長子で、楪の許婚。
貴族落ちの果てに一族揃ってユズリハに拾って貰い今に至り、その為かユズリハには甘く、近付く男には父親でも容赦ない。お忍びが成功しているのも実は彼のせい。
お付きとして付き従いながら、今度こそ最後まで楪と連れ添える者を探している。が、今のところ御眼鏡に適った者は一人としていないようだ。
臆病な性格は、主に楪関連で発揮される。必要以上に過保護なのはそれゆえ。




「今日もいいお天気ですね、こんな日は青空教室でも開きましょうか」
「玉響は本当に姫様が大事なんですねぇ……。……ちょっと過保護すぎる気もしますが」
泡沫(ウタカタ)/シャワ♂/控えめ(打たれづよい)/玉響より上
里の塾で先生をしている青年。生徒の子ども曰く鬼の先生。
楪の家庭教師もしているため、御家に出入りできる数少ない人間。そして玉響の過去を知っており、かつ希少な友人でもある。
おっとりしているが、その口から出る言葉はなかなか鋭く痛いところによく刺さる。
しかし一応先生、鬼とは言われているものの、頼りにはされている。
寿の茶屋の常連の一人。喧しい双子を嗜めたり、懲りない翠に苦笑したり。
茶屋以外だと、図書館にいる事が多いがそこでは話しかけても反応が薄い。



「ウタせんせー!!これ教えてー!」
「雷と僕は双子だよ!似てないけどねー」
凩(コガラシ)/ブスタ♂/慎重(暴れるのが好き)/楪と同じくらい
里に住む喧しいと有名な双子の片割れ。こっちが弟。
御忍びで町にでる楪の遊び相手。玉響が後ろから現れる度ビビる兄貴をいつも笑ってる。やんちゃ。
火炎車でブーストした自作シューターで駆け回る迷惑小僧。
慎重派なのだが、基本的に片割れの雷がそれをぶち壊す。切ない。
やっていいこと、いけないことは判っている。
寿の茶屋の常連の一人。
ただし喧しいのであまり長居はさせてもらえない。




「ウタせんせ、これで合ってるか見てー」
「暁と僕は双子だけど、にらんせい?なんだって」
雷(アズマ)/ダース♂/臆病(ちょっぴり見栄っ張り)/楪と同じくらい
里に住む喧しいと有名な双子の片割れ。こっちが兄。
御忍びで町にでる楪の遊び相手。玉響が後ろから現れる度ビビって泣くので弟に笑われる。ビビり。
電磁浮遊で機動力を上げた自作シューターで駆け回る迷惑小僧。
臆病なくせに加減を判ってないものだから、最終的に泣きながら暴走する厄介な坊主。
ちなみにやっていいこと、いけないことは判っているけど止めれない。
凩と違って頭は良い。ただビビりと暴れん坊将軍が目立ち過ぎ。
寿の茶屋の常連の一人。
ただし喧しいのであまり長居はさせてもらえない。

◆双子揃ってよそ様宅、水千さん(親:とめこさん)の茶屋さんにも遊びに行く。さすがに大人しいがよく羽目を外しては怒られている。
御迷惑おかけしております。




「ふむ、今日のお茶も美味しいね。これだから寿さんの茶屋通いは止められない」
「相変わらず雷くんも凩くんも賑やかだね。うんうん、元気なのはいいことだよ」
翠(カワセミ)/グレ♂/冷静(悪戯するのが好き)/20代後半
茶屋常連筆頭。里の者には珍しい、外からやってきた青年。
旅の途中に秘境の里に辿り着き、寿の淹れる茶を大層気に入ったようで居着いた。
ものすごくマイペース且つ、何かずれてる楽天家。
ちょっとした悪戯が好きらしく、他の客にちょっかいを掛けては寿に怒られている。
どうも気に入ったのは茶だけではないらしいが……?
一見誰にでも好意的に接すると見られがちだが、気に入らない人間への対応が絶対零度なのは泡沫だけが知っている。



「茶屋「くさぶえ」へようこそ、ゆっくりしていってね」
「楪姫また来たんですか?玉響さん、いいんですか……って、無駄な質問ですねー……」
寿(コトホギ)/リフィ♀/無邪気(物音に敏感)/実は未成年
茶屋「草笛」の看板娘。優しい笑顔と美味しいお茶で里では有名。
常連も多く、その中では双子と居着いた青年に手を焼いている。
普段は大らかな彼女だが、ひとたび不届き者を相手にすると何処からともなく取り出した薙刀を凄まじい形相で振り回す恐ろしい女性でもある。きっと将来は男を尻に敷く姐さん。
里では皆のアイドルだとか里の華とかそんなこと言われるくらいにはモテているよう。
彼女に思いを寄せる♂達も少なくはない。
そんな中堂々と彼女に悪戯する翠は男性陣からものすごく殺気立った目線を向けられているが、寿自体は翠を相手にしていない。




「美味しい餡子のお菓子はいかがー?色々あるよー!」
「あ、姫様!今日も美味しいお菓子あるよ、食べてく?」
?/ブイ♂/陽気(ちょっぴり見栄っ張り)/凩達より上
頑張りやな町の移動商の一人息子。元気が取り柄で里の者には可愛がられている。
茶屋の仕入れの手伝いもしているようで、よく茶屋に顔出しついでに物を売っていこうとするが失敗している。辛い。
元気だけが取り柄だが落ち込むのも早い。感情の起伏がとても激しい、感情豊かを軽く超える。オーバーリアクション。
お陰で歳の割に双子に年下に見られたり、子供扱いされたり。切ない。
将来は立派な商人になって里を豊かにしたいとか。
普段は「二代目」と呼ばれている為に名前を知る者がいない。聞いてもお好きにお呼び下さいと上手くかわされる。

彼の親と凩暁の親は取引相手であり、双子とは昔からの知り合いである。



ニンフィア未定



【秘境の里】里について

≪里≫
どことも言えない、未開の地にひっそりとある里。かなり小さい。
人の介入を拒絶し、里に居着くのはブイズのみが許される。
里内では自給自足が主となっているが、外から仕入れてくることもある。

当主は代々楪の家系が務め、政は『必ず里に一人存在する』星占術師の結果により動く。
現在はたまたま姫の楪が術師にあたり、彼女の性格上、幼いながら政治を取り仕切る。
また、星占術の能力が開花した者はエフィorブラに進化することが義務付けられている。

里には玉響の一族こと忍の警戒が張り巡らされており、警備は万全。
といっても、入ってくるもの全員を蹴散らすわけではない。少し心を覗かれるだけ(それもいかがか

里に名前は無い。皆【里】とだけ呼んでいる。
外は興味と、憧れの場所だが、出たがる者は少ない。

≪施設≫
御家……楪一家の住む家。城というほどでもなく、しかし普通の家でもなく。
茶屋……寿が営む茶屋。
図書館……館、という程大きくない。貸出可能な本屋、と言うべきか。
塾……泡沫の開いている塾。里の子どもは皆ここで学ぶ
商店街……店の集まり。各ジュエルがお金の代わり。雷と凩の親の店がある。

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